散歩道楽2008冬「レモンスター」12月7日(日)昼 シアタートラム

rikamiki2008-12-07


出演:しおつかこうへい・保田圭柴田あゆみ
昼公演: 開演:12:00 座席:E列左サイド通路側


柴ちゃん、圭ちゃんを目当てに、散歩道楽の舞台を観てきました。

劇場がある場所は、世田谷区の三軒茶屋。246、首都高渋谷線が通るので、良く通過はするが、実際に足を踏み入れるのは初めてに近い。

会場は予感どおり、新しく綺麗だった。座席は、肘掛が無いせいかもしれないが、広く感じた。実際、ゆったりと観られたし、好印象な会場だった。

座席はE列だったが、A列が存在しなかった為、実質4列。左端だったが、舞台は良く見えた。

舞台の方に話を移すと、柴ちゃんは、喧嘩が強くツッパった、「六花」という女の子の役。スタジャンにジーンズで、体系が寸胴気味の柴ちゃんは、柴ちゃんらしい愛おしさが満載だった。

柴ちゃんは、出演もセリフも多かった。村の言い伝えを講釈風に一人芝居を交えて説明する所なんぞは目を見張った。

だけど、必要以上に「う○こ」を連呼するセリフがあったのには苦笑だった。

そんなことがあっても、柴ちゃんの役柄、出演等に関しては、満足いくものだった。

圭ちゃんの方は、暗い過去を持った訳ありの影がある女性を上手く演じていたと思う。

ストーリーの方は、外から閉ざされたとある村の日常を中心に描かれ、昔恨みを残して死んだ男女の言い伝えなどが残されていたり、私の興味を惹きそうな内容だった。

しかし、ラストは、分かり辛く、釈然としない。もしかすると、この解釈し難く、いろいろ考えさせられる所が、狙いの1つなのかもしれないが。

圭ちゃん演じる「夕子」の暗い過去というのは、昔は教師だった「夕子」が、教え子に手を出したというもの。今でもそれをネタにゆすられ、売春を強要されていたり、更に、その教え子が殺人を犯し、それを見ていた教え子の若妻が、「夕子」に罪をなすりつけ、挙句の果てに、「夕子」は自殺をするといった、ドロドロしたもの凄い内容だった。このストーリーは必要だったのか? 何か意味があるのか?

また、唯一村から出られるという「六花」の正体? 分からない点は多々ある。

今は、情報発信が簡単にできる時代なので、後日、演出家が解説してくれても良いかもしれない。