劇団シニアグラフィティ旗揚げ公演〜昭和歌謡シアター「終着駅」〜5月27日(土)朝 新宿スペース107

rikamiki2006-05-27


出演:石原詢子柴田あゆみ稲葉貴子前田有紀
開演:11:00
座席:D列右サイド

ネタばれにご注意ください。



柴ちゃんが出演する舞台に行ってきました。場所は、新宿スペース107という小劇場ですが、新宿郵便局の隣だったので、思っていたより簡単に見つかりました。

地下にある会場へ行くと、客席は、前ブロックに、移動可能な椅子で5列。そして、後ブロックには、雛壇に固定椅子が設置(A〜G列)されていて、段差があるので、ステージは見易いです。D列というのは、後ブロックの4列目(実質9列)です。

オープニングに簡単なナレーションが聞こえ、「出演者、大勢」でちょっと笑いがあり、このナレーションは、つんく♂のようです。

ストーリーを簡単に書くと、25年前に閉店したショーパブ「終着駅」出演者の同窓会が、今は、スナックに変わり果てた同じ場所で開かれる。同窓会の招待状発行者は、山根啓子(石原)だが、実際に現れたのは、娘のかおり(石原ニ役)で、啓子は1ヶ月前に病死していた。この同窓会は、娘のかおりが、自分の父親や、母親の青春時代の事を知りたくて、仕組んだもの。

基本的に、現在の同窓会で、話は進行して行きますが、そこに、途中所々、過去(25年以上前)の回想シーンが入ります。あっちゅは、現在のスナック「終着駅」の従業員で、25年前のショーパブとは関係ないので、回想シーンには出演しません。あっちゅが、買い物に出掛けると回想シーンが始まり、帰ってくると、強制的に現在のシーンに戻ります。残念ながら、今回は、あっちゅの歌は無し。

回想シーンは、前半は主に、ショーパブのステージ。1回目の回想に、柴ちゃんが、山本リンダの『狙いうち』。上半身は赤い衣装で、お腹を出して、情熱的な感じの柴ちゃんは、なかなかイイ。2回目の回想は、柴ちゃんゆきどんで、『恋のフーガ』。これら両方の曲では、手拍子が発生。

同窓会で、柴ちゃんは、メガネを掛けて、ミセスルックで登場。教育ママみたいな雰囲気に、可愛さも残っていて、こんなのも悪くないですね。ショーパブ閉店後は、医者と結婚して、医大に進学させたい2人の息子にも恵まれて、優雅な生活を送っているという設定。柴ちゃんは、期待通り、下半身は、どっしりしていて、上半身も、がっちりしていました。

この後の回想では、歌手みどり(柴田)、歌手ユキ(前田)ペアの仲が悪いシーン、みどりが、花形スター啓子宛に来た大手オーディションの合格通知を破り捨てるシーン等、嫌な女を演じる柴ちゃんをここでは見られました。

歌手みどり以外にも、みんな、啓子には、謝らなければならない事をしていて、啓子が死んだ今、娘のかおりに、順にそれを告り、謝っていく。

舞台の最後は、ショーパブ「終着駅」同窓会出席者(石原除く)で、ダンシング。そして、公演出演者全員登場し、一人ずつ挨拶。柴ちゃんの挨拶の時には、2回「あやみ」コールをしました。

最後は、歌謡ショー。

  • 西新宿で逢った人/前田有紀
    • ゆきどんの熱唱を聴きながら、まさしく、ここが「西新宿」ではないかと気付き、この場所でこの歌を聴けて良かった。
  • 伊根の舟歌高山厳
    • 回想のショーパブのステージでもそうでしたが、目が良く合うので、どうしょうかなと思いましたw。
  • ふたり川/石原詢子
    • つんく作詞の曲です。本公演でしか、聴けないとのことです。
  • 夢がすみ/石原詢子
    • 新曲らしく、この曲の作詞家岡千秋先生が、2列目(のセンター通路側)に居るので緊張したとのこと。

この公演で一番興味深かったのは、会場のキャパが180人位と小さなことから、マイクを使用しなくても声が通り、舞台は生声で行われたという点だと思います。全公演時間は、2時間強位です。

収録は25日の公演だと思いますが、DVD発売もあるようで、第2回公演も9月上旬に決定し、座長は、相田翔子で、かおりんも出演するようです。

帰りは、出口で、缶コーヒーを貰いました。