メロン記念日「Girl's Knight」ストーリー
先週末に鑑賞したメロン記念日主演ミュージカル「Girl's Knight」ですが、私が見た限り、DVD収録している形跡がなかったので、後日回顧したくなった時の為に、ストーリーを記述します。
メモ書き、かつ、長文なので隠します。鑑賞されていない方には、非常に分かり難い内容だと思います。
- 主な出演者
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- 神崎順:神崎/ジュン(ディアヴォル)
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- 稲葉貴子:アツコ(元ダルタニアン)
- 第一幕
神崎代表作「乙女の騎士」千秋楽のワンシーンで始まり、オールキャストでダンシング。この後、女形神崎とアツコの2人きりとなり、神崎が踊る中、あっちゅは太シスの『ENDLESS LOVE〜I Love You More〜』を熱唱して、これがなかなか良かった。この曲が聴けたのが大きな収穫。
神崎3回忌のリハーサル。アユミは、黒い喪服を着用。アユミ、マサエ、対、メグミ、ヒトミの対立構図が明らかに。アユミは、次回、「乙女の騎士」を公演したいと団員に伝え、みんな戸惑う。更に、メグミは、実力派で、他の劇団から、誘いの話があり、この劇団を辞めたいと言い出す始末。
この時、黒い喪服を着用したアツコ登場。昔のエースで、みんなから、リスペクトされている。しかし、脚に怪我を負い、舞台には立てない。その原因は、3年前、飲酒運転の神崎のミスで、アツコが同乗した車ごと東京湾に落ちた。神崎は死亡、アツコは脚に怪我を負った。その話の途中、アユミは「もう、やめて!」と強く遮る。アツコは、この事故は自分のせいのように土下座して誤る。このシーンでは、アユミ、アツコの順でミュージカルオリジナルの『Abduct Mind』を歌う。また、アツコの1人芝居が凄い!
そして、アユミ、アツコが突然笑い出し、アツコは、劇団の製作マネージャーを買って出る。メグミも、アツコに説得され、渋々、次公演の主演を引き受ける。
他の団員は下がり、アユミ、アツコ2人きりになる。アユミが神崎の事を「誰よりも、変態でした」。
この後、アツコが事務所に行き、アユミ1人に。突然、アユミの携帯の着信音「乙女の騎士」が鳴り、神崎の亡霊らしい仮面の男が現れ、犯人の名は言わないが、復讐をして欲しいと言う。マサエの声が聞こえ、アユミは気を失う。マサエがアユミを介抱し、マサエは、アツコを信用するな(メグミと組んで劇団を乗っ取る)と言うが、アユミは、軽く笑い飛ばす。
稽古のシーン。『甘いあなたの味』をバックに団員ダンシング。途中から、メロンが歌う。曲の終わりで、神崎の弟ジュン(舞台作家)が登場。ジュンの演出が古くさい事から、みんなジュンに反抗。
アユミ、ジュン、アツコの3人になり、ジュンの抵抗はあったものの、劇名を「乙女の騎士」から「Girl's Knight」に変更。
ジュンが怒りながら消え、アユミ、アツコの2人になり、アユミに対し「かまととぶっちゃって」の後、アツコがM字。アツコに着信音の種類を聞かれ、アユミが着信音「乙女の騎士」を鳴らした後、アユミの様子が豹変し、アツコとメグミの着信音が同じである事に対し、アユミがアツコに疑念を抱き「許さない!」とのこと。この時、アツコは呼ばれて舞台から消えていた。
アツコの敏腕で、とある雑誌に、今後の劇が特集として挙げられ、劇団員喜びに沸く。
Moon Lipsというステージにて、ダンスショーのアルバイト。ここで、団員がダンスする中、メロンの4人が『連打』と『涙の太陽』を披露。
この後、メグミが仮面男達によって、天井の方へ上げられ、危うい所で、アツコ、ジュン等が助ける。そして、劇は15分の休憩。
- 第ニ幕
本番の衣装を着用して通し稽古。まずは、三銃士等5人が登場。ここで歌われるミュージカルオリジナルの『Girl's Knight』が印象に残る。メグミ(ダルタニアン)を銃士から解任するシーンで、「乙女の騎士」の着信音が鳴り、アユミが奇妙な行動(メグミを刺そうとする)。神崎、アツコ、マサエ等が、他の劇団員をなんとかごまかす。
次は、マゼンダ姫、枢機卿等から登場するシーン。稽古中、ヒトミが仮面男を見て、取り乱す。ヒトミはアユミを疑うが、アユミには、神崎によってアリバイが。これも、神崎、アツコ、マサエ等が、ヒトミ等をごまかす。
そして、クライマックスの戦いのシーン。解任されたメグミ(ダルタニアン)が現れる。「乙女の騎士」の着信音が鳴り、アユミがまた奇妙な行動(メグミを刺そうとする)。
この後、劇団員等の雰囲気が変わり、メグミ、ヒトミも敵ではなく、1人で何もかも背負い過ぎているアユミを気遣っての行動。アユミが「乙女の騎士」の着信音で豹変する事は、みんな知っていた。アツコを招いたり、仮面男の演出はメグミの計らい。
アユミは、父である神崎を憎んでいた。大事にしていた花を車で轢かれ、そんな事も分からない父に苛立ちを感じていた。
ここが分からない所? アユミは、操られていたように見えたが、自分で、自分を操るように仕掛けたのか?
そして、アツコより、衝撃の告白。3年前の事故の直前、ドライブに誘われて喜んでいたら、自身のガンに気付いていたのか、神崎は、アユミに劇団の全てを譲りたいとのこと。アツコそれを聞いて激怒。アツコは、神崎の劇団に全てを尽くした。他の劇団の誘いを断り、マスコミとも寝た。しかし、神崎は、そんなアツコをそっちのけで、娘のアユミばかりを見ていた。更に衝撃の告白は続き、アツコは神崎の娘で、アユミの姉。この2人は、言ってみれば、ファザコンのクリエムヒルト姫とマゼンダ姫の姉妹。
アツコは、父の手に触りたくて、神崎が運転する車のハンドルに手を触れてしまった(=神崎を殺したと思っている)。アツコの熱演が続いた。最終的に、アツコは、この公演を最後に花道引退。最後、メロンが『チャンス of LOVE』熱唱の最中、右上の方で、カホ?が携帯を持っていたのが気になる。
- 所感
- 村田さん
- 敵役を見事に熱演。実際と全く反対のキャラを演じていて、新鮮で、かつ、新しい局面を見る事ができました。同じ東京芸術劇場で、あっちゅと別の舞台に出演する事が決まっているようで、なによりです。
- マサオ君
- マサオ君らしく、凛々しく演じていました。
- ひとみん
- マゼンダ姫の悪女衣装が、非常に似合い、セクシーで、斉藤さんにピッタリの役だと思います。
- あっちゅ
- 熱が込もった演技で、主演かと思える位でした。歌えたり、踊れたり、芸達者な人です。何回も言うけど、オープニングの『ENDLESS LOVE〜I Love You More〜』は最高。
昨年のハロパ越谷辺りで、このミュージカルの宣伝パンフを見た時は、なんだ!これは!と馬鹿にしていましたが、実際に観賞したら、公演が終わって少し経つ今でも、心に残るような内容で良かった。本当に、DVD収録はされていないんですかね?もう2度と観れないとなると、激しく、観たくなります。